リレーコラム
道民フォーラム終了
あおいそら片山です。以前のコラムで、「啓発」について、発達障がい支援は特に、福祉とか教育とかのいわゆる関係者以外の一般道民へ、広く浅くでよいので正しく知ってもらうことがすご~く大切で、そして、そのためには、フォーラムは一般人に興味を持ってもらえるような企画にしなければ!さらに、そのためには、、、という記事を書きましたが、そのフォーラムが10月20日に開催されました。
いろいろと苦労もありましたが、TV等で有名な脳科学者の茂木健一郎氏と、自閉症支援に関しては日本を代表すると言っても過言ではない服巻智子氏を招聘して、フォーラムを開催しました。(もっと広い会場であれば、と主催者も思ってましたし、アンケートにも書かれていましたが、スミマセン、会場が取れなかったんです。ホテルとかを借りる予算もなく、、、)
個人的には、すごく面白く、刺激的な一日でしたが、特に心に残った(自分の講演でパクれる使えると思った)話を紹介します。
茂木先生は、サヴァン症候群のお話をされていました。でも、サヴァン症候群的な突出した能力(テレビで取り上げられるようなスゴイもの)って、全員が持っているわけじゃないし、イコール自閉症みたいに思われても、、、というような意見を聞くことがあるし、自分も、サヴァンのことに触れる時、どこかきれい事を言っているような、後ろめたいような気持ちが心の何処かにありました。 が しかし!!!!
茂木先生は、Jリーグに例えられていました。海外のクラブチームにはいるような、一部のトップレベルの選手をサヴァンだと例えると、そういった人たちがその能力を活かして活躍できるためには、国内のJリーグはもちろん、その他の社会人チーム、高校サッカー、少年サッカーなどなど、裾野が広くて、かつ環境が豊かであり、一般人の認知度や人気も高まっている必要がある と。 そうです、サヴァンの人が輝ける社会は、きっと、大勢の自閉症の人たちにとっても暮らしやすい社会である可能性が高い ということです。参りました。なるほどなぁと思いました。やっぱり啓発って大事だなぁと思いました。
ちなみに、参加者結果は、やはり大半は関係者だったようですが、それでも無駄ではないと思っています。もっともっと頑張らねば、と少なくとも僕は思うことが出来、明日に繋がっています。