北海道の発達障がい支援に関する情報を様々な角度から提供しています

今週日曜日遅ればせながら十勝での自閉症啓発デーイベントが終了しました。当日は二部構成で、午前中川崎医療福祉大学の諏訪利明先生に「自閉症の不思議な世界」と題してご講演いただき、午後からは自閉症協会の上田会長、当事者の方、道立病院のお医者さんにもご登壇いただきシンポジウムを行いました。シンポジウムでは当事者の方からのお話がもあり参加された方々も熱心に耳を傾けられていたのが印象的でした。とてもいいお話だったので一部紹介いたします。お話の流れは「自己紹介」から始まり「障害発覚の経緯」「現在の仕事について」「障害についておもうところ」ということでとてもわかりやすくお話をいただきましたが、その中でも「もう自分は仕方ないですが、これからはもっと早い段階で発達障害を知ることができたら、仕事を探すのもかわって、できれば学生のうちから自分の特性を理解してそれに向けた活動できればもっと楽に生きられるのかなぁ」とのお話は会場におられた方々にも心うつものがあったように思います。安心した暮らしをどのように保障するかは地域で共に暮らす一人の人間としての責務であるかもしれませんね。自閉症協会さんとの啓発研修は今年で４年目となりますが今後も継続していこうと考えております。これからも沢山の当事者さんからのお話を聞き私たちも学んでいかなければなりませんね。